事件はベースアンプで起きているんじゃない。ギターアンプで起きてるんだ
まずは、そのマーシャルのギターアンプの低音域を絞ってもらおうか。
話はそれからだ!!
「あのぅ、ベースの音作りについて相談があるのですが・・・」
Webでベース講座を配信したり 対面でレッスンをするという活動をしている手前、
日々 多くの初心者ベーシストさんからご相談をいただいています。
その中でも、とりわけ多い質問が、「音作り」について。
特に、アマチュアバンドをやっている方からの多くの質問は、
- 「バンドの中で、ベースの音が埋もれてしまうんです・・・」
- 「どんなにパワフルにピッキングをしても、『ベースの音が小さい』と言われるんです」
- 「アンプのイコライジングのせいでしょうか?エフェクターを使った方がいいのでしょうか?」
・・といった質問です。
「ベースの音作りがどうこう」という前に、まず確認したい事がある。あなたのバンドのギターが爆音なのかどうか?
こうした質問にお答えする前に、先に確認するようにしています。
私「その前に・・ギターリストは、爆音ですか?」
質問者「はい。」
このような場合は注意が必要です。
なぜなら、
あなたのベースの音が埋もれているのは、
ベースの音作りのせいではなく、ギターの爆音が原因である可能性が高いからです。
まずは、そのギターアンプの低音域を絞ってもらおうか。話はそれからだ!!
爆音ギタリストさんは、ギターアンプの音量を必要以上に高いレベルに設定してしまいがちです。
単純に「音がでかい」というならまだいいのですが、
ギターアンプから出ている低音域の音が、ベースの音域と重なってしまうと厄介です。
こうなってしまうと、「ギターの低音域」と「ベースの低音域」がぶつかり合ってしまうのです。
本来、ベースが出したかったおいしい低音域を、ギターも一緒に出して 食い合ってしまっている。さしずめ両者で共食いをしているような状況です。
結果として、バンド全体の音が、モコモコとした まとまらないサウンドになってしまい、ベースの音に輪郭がなくなって埋もれてしまうのです。
こうなってしまうと、
- いくらベースアンプのつまみを上手に調整しようが、
- いくらエフェクターなどを駆使してベースの音を抜けさせようとしようが、
- いくらパワフルにピッキングをして太い音を出そうとしようが、
どうにもならず 徒労に終わってしまうことが多いのです。
爆音ギタリストを黙らせる2ステップ
ではこの場合、私達はどうやって対応すればいいのでしょうか?
そう、
ステップ1 爆音ギタリストにドロップキックを食らわせる。
ステップ2 ギターアンプの低音域を絞る。
このようなステップで解消することができます。
CO2削減の前に、やることがある。ギターの低音域を20%削減してもらおう。
特に、以下のような要求をしてくる爆音ギタリストさんには注意して下さい。
- 「ベースの音、小さくね?もっとベースのボリューム上げてよ。」
- 「ベースの音が小さくて聞こえないっす。PAさん、返し(モニター)上げてください!!」
このようなことを周囲に要求してくる一方で、自分のギターアンプは爆音のままである。
そんな爆音ギタリストさんは、自分の爆音が周囲を圧倒してしまっていることに自覚症状がないのかもしれません。
他にも、
- 「ハコ(ライブ会場)の音響的な特性のせいでさ、低音域がマワっちゃって、ベースが聞こえないんだよね」
・・などという、ウンチクを唱えている場合も注意です。
自分のギターのせいではなく、会場の音響特性のせいだと思っている可能性があります。
そんな時は、そっと教えてあげて下さい。
「お前のギターがうるさいせいだから」と。
================================
ギターばっかり目立っているのは許さない!
ベースが無駄に目立つための「ハッタリ技ベース」
ベースが目立つための「ハッタリ技ベース」を配信しています。
この技を使って、ギターよりも目立ってしまおう!
▼すべての『ハッタリ技』講座を、ビデオで一気に再生!こちらをクリック