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こんにちは。スラップベース・トレーナーの淳です。
今回は、とてもよく聞かれる質問について解説していきたいと思います。

Q.スラップベースに適したアンプの設定・セッティングは、どのようにしたら良いでしょうか?

一般論としては「ドンシャリ」、だけど好みの問題

一般的にはスラップの場合、高音域を上げて低音域を上げて、中音域を下げるという「ドンシャリサウンド」にすると、音の「抜け」が良くなると言われています。
(=つまり、バンドの中で、スラップベースの音が潰されずに前に抜けていく)

ただし音作りは好みの問題なので、プロのベース奏者でも「安易なドンシャリはダサい」という主義の人もいるし、「ドンシャリ最高!」という人もいます。

▼詳しくは、「スラップと音作り」という講座ビデオをご覧ください。

>もっとスラップ奏法について初歩から学びたい人はこちら

僕は、むしろアンプのセッティングよりもベース本体が重要だと思っている

ちなみに僕の場合は、アンプの設定は全くいじっていません。
その変わり、ベース本体が アクティブタイプ(バッテリー内蔵)のベースであり、既にドンシャリ気味になって音抜けが良くなっています。

結構、アンプをどうこうするよりも、ベース本体を変えた方が理想の音に近づくかもしれません。

アクティブベースORパッシブベース?これも好みの問題

一般的にスラップベーシストは、このアクティブ・ベースを使う人が多いです。音が抜けていくスラップ奏法に性格が合っているためです。
ただ、これも好みの問題があり、プロのベース奏者でも「アクティブなんて格好悪い」「やっぱりパッシブだぜ(非アクティブ)」という人もいます。

じゃぁ、結局 どうしたら良いんだよ!?

結局、「好みの問題じゃん!」という答えになってしまうのですが、
まさしくその通りです。

ただ、そんな事を言っていたら 初心者の方にはどうしたら良いのか分からないと思いますので、

最終的におすすめの方法があります。

それは、「自分の好みのベーシストが、どんなアンプ設定をしているのか?」を研究して、真似してみることです。
ある程度 名の知れているベーシストなら、過去に「ベースマガジン」などで音作りを解説されていたりするので バックナンバーを取り寄せてみるのも良いと思います。時々、ネットで検索しても情報が出てきます。

僕の場合は、Red Hot Chili Peppersのベーシストの「Flea」が一時期、理想だったので ベースマガジンのバックナンバーを取り寄せました。

また、途中からT.M.Stevensというスラップ・ベーシストが大好きになったので、「彼の使っているベースは何なのか?」という事を調べたところ、
Warwickというメーカーのベースを使っている事が判明しました。そこで、念願のWarwickのベースを買ってからというもの、かれこれ8年くらい使っています。ベース講座のビデオで弾いているベースが、そのWarwickのベースです。

音作りは、教科書的に「これが絶対に正解です」という方法は無いです。
なので、最終的には あなたの好きなベーシストや理想的なベーシストの音をマネして近づけていくという方法が一番いいと思います。