よくある、スケールを使ったベースの「基礎練習」を特集していきます。
※ここで解説するのは、あくまで基礎練習です。
まずはスケールの位置を頭に叩き込んで体に覚え込ませるためのトレーニングとして有効ですが、
「これを繰り返してるだけで、自動的にかっこいいソロが弾ける!」・・とは限りませんのでご了承下さい。
【1】Cメジャースケールの練習
今回のトレーニングで扱う「Cメジャースケール」の1つのポジションです。
(他にも、同じCメジャースケールを弾くためにいくつかのポジションがあります。ここではその中の1つのポジションです)
【練習1】下から順番にスケールを駆け上がる
スマホで拡大表示はこちら
いわゆる普通にスケールを1つずつ弾きながら下から駆け上がっていき、上まで行ったら今度は下りてくるという練習です。
弦を下から順にピッキングする練習には有効ですが、スケールの地図をこれだと覚えにくいのが難点ですね。
【練習2】3歩進んで2歩下がりながらスケールを駆け上がる
>スマホで拡大表示はこちら
>スマホで拡大表示はこちら
これが結構楽しい練習です。なんか「弾いてる!」という実感がわきます。
「タタタ/タタタ/タタタ・・・」と、3つずつの音の塊でスケールの音を弾いていく練習方法です。
以下、TAB譜だけだと分かりにくいと思うので、指板で説明します。
「3歩進んで、2歩下がる」がポイント
【ステップ1】
↑まずは図の「1」「2」「3」と書いてあるフレットを順番に弾きます。
(このポジションにおいて、一番左下から始めるということです。)
【ステップ2】
↑次に、図の「1」「2」「3」を弾きます。
(さっきより2歩戻って、一番左下から2番目の音からスタートするということです。)
【ステップ3】
↑引き続き、図の「1」「2」「3」を弾きます。
何となく分かったでしょうか?
「3歩進んだら、2歩戻る。」
それを繰り返して、3つずつスケールの音を駆け上がっていくというのがこの練習方法です。
【練習3】4歩進んで3歩下がりながらスケールを駆け上がる
>スマホで拡大表示はこちら
>スマホで拡大表示はこちら
これが「練習2」の応用です。
4歩進んで、3歩戻りながら、スケールの音を駆け上がっていきます。
【応用練習】
ここまでの基礎練習はいかがだったでしょうか?
「練習2」の、「3歩進んで2歩戻る」という練習方法をどんどん応用して、
もっと長いスケール練習をすることも可能です。
例えば、この応用として考えられるのは、
- 5歩進んで4歩戻る
- 6歩進んで5歩戻る
などなど、どんどん長くしていくことができます。
・・が。
頭が完全にこんがらがってくるので(笑)、ひとまず「練習3」くらいまでで良いのではないかと思います。
他のポジションでもやってみる
また、最初の方で言いましたが、
今回、練習したポジションは、数あるメジャースケールのポジションの中の1つのポジションです。
メジャースケールが弾けるポジションは、他にもいくつかあるので それも同じような練習方法で練習をしてみると良いかもしれません。
(※ちなみに僕自身は、マイナーペンタばっかり練習している野郎なので メジャースケールについてはそんなに網羅的に練習していません。(苦笑)最低限やってきたエクサイズはここまです。)
他のキーでもやってみる
今回は「Cメジャーキー」におけるスケールを練習しましたが、
他にも例えば「Aメジャーキーだったらどう弾けば良いのか?」ということを考えて同じように基礎練習をしてみると良いです。
キーがAになってくると、一般的には4弦の5フレット音を「A」としてスケール練習を始めることになるはずです。すると、(ポジション的に)今回やった練習とはまた違ったポジションになってくるので、別途練習は必要となります。
(2)Aマイナースケール編
メジャースケール編でやったようなトレーニングを、
同じようにマイナースケールでも行っていきます。
(1)普通にスケールを駆け上がる
(2)3歩進んで2歩戻る練習
(3)4歩進んで3歩戻る練習
などなど。(続きは執筆中)