この記事では、『ベースで耳コピをするためのコツはありますか?』という読者様からの質問に解答する形で執筆を始めましたが、
当初の予想以上にアクセスが多いため、特別講座として、
- 「耳コピ初心者のための ベースで一緒に曲をコピってみよう講座」
をビデオでお送りすることにいたしました。
▼ビデオ講座をクリックして再生
ベースラインの3つの耳コピ方法とは?
こんにちは。ベーシスト淳ちゃんねるです。
さて、ビデオ講座はいかがだったでしょうか?
上記のビデオ講座では、「ベースの耳コピ」の方法として、以下の3パターンを挙げています。
- 根性で耳コピする方法
- 経験で耳コピする方法
- 理論で耳コピする方法
一般的には、上に行くほど初心者向けですがコピーに時間がかかり、下に行くほど上級者・経験者向けですが即座にベースラインをコピーすることができます。
初心者・入門者はどうしたらいいの?
・・ということで、当然ながら最初におすすすめするのは
1の「根性耳コピ」
が、おすすめの耳コピ練習方法となります。
「ベースだけを強調した音源」で耳コピに挑戦!
・・とはいえ、
最初からバンドのスタジオ音源を聴いて耳コピをしようにも、
ベースが聴こえにくくてコピーしにくいですよね。
では、試しに、この「ベースだけ強調した音源」をたよりに耳コピしてみましょう。
▼【耳コピ補助用】ベースだけ強調した音源
いかがでしょう?
最初は、このようにベースだけが強調された音源を使って、
耳を鍛えてみるのもおすすめですね。
曲の速度を落としてみよう!
ベースラインを耳コピする時には、速くて聴き取れないことを防ぐために
「再生速度をゆっくりにする」
という方策も有効です。
最近のYouTubeであれば、パソコンで再生したときに「再生速度」をゆっくりにすることができます。
また、MP3ファイルなどでダウンロードできるような音楽データであれば、下記のようなソフトで再生速度をコントロールしても良いでしょう。
▼ゆっくり再生できる無料ソフト「聞々ハヤえもん」のダウンロードと使用方法を解説します。
ほかに、裏ワザは無いの?
面倒くさいのですが、初心者の耳コピには、これしか無いのが事実です。
『えぇ~!?』
『なんか、もっとこう・・
- カンタンに耳コピができるような魔法の方法とか、
- 楽々上達できるような裏技とか、
そういう裏ワザみたいなものは無いの??』
とお思いの方がいるかもしれませんが、
そういう裏ワザは、残念ながらありません!
どんなにベースの上手い人でも、ほとんどの人は、
初心者の時は この「1」のように地道な方法で耳コピしているはずです!
そうする内に、だんだんと上手くなっていったのです。最初から、
2とか3のような、スマートでかっこいい方法でコピーができたら天才です。ですが、
そんな天才の人はめったにいないので、気にしないで下さい!
「音感が無いから・・・」最初は、誰でも同じです!
また、
もう一つ、補足があります。
「私は音感が無いから・・・」と、気にしすぎて諦めないで下さい。
誰でも、最初はチンプンカンプンで、わけのわからない場所を押さえてベースを鳴らしてしまいますが、
何だかんだと粘り強くベースを探っているうちに 何とか「1音」だけでも、一致させられるようになっていくのに3時間かかったり、
ましてや、ベースが上手い人が集中してCDを聴いてみても
「よくわからないので、適当に弾こう(笑)」という結論に至って 適当に自己流で弾いてしまうことだってあります。(古い時代のレコーディングや、ローが利きすぎている音源ではベースラインを聞きわけるのが不可能なこともあります。)
つまり、耳コピのできないせいで自分を責めたり卑下したり、「ベースの才能が無い」というレッテルを自ら貼らないで欲しい、
・・というのが僕の願望です。もっと、楽しんでベースを弾きましょう!
耳コピは、「上達する」技術なのです!
そして、
耳コピは、経験を重ねていくと だんだんと上手くなっていきます。
- 経験を積めば、ある程度の「推測」からベースラインを割り出せるようになるし、
- 理論が分かってくれば、「おそらくこのトーンを使うであろう」「このスケール音を使ってるのではないか」と当たりを付けることもできるようになります。
経験+知識で武装をしていけば、
音感やら才能に関わらず ある程度のレベルアップが可能なのが耳コピです。
(・・・ですが その前に、
超入門者のための基礎として、どうしても通って欲しいのが今回の「根性耳コピ」の手法です。)
ビデオで一緒にやりますので、まずはビデオ講座を見ながら実践してみましょう。
(ビデオ講座を、もう一回貼っておきます。)
▼ビデオ講座をクリックして再生
課題曲音声ファイル
▼【耳コピ補助用】ベースだけ強調した音源
▼フルコーラスで再生
【解答】TAB譜の請求フォーム
【宿題特典】
- 課題曲のTAB譜(閲覧ページ、ダウンロードできるpdfファイル)
- 特典講座『音感の無い人がスラップを耳コピする方法』(13分程度)
今回の課題
- 課題曲のBメロ、サビを耳コピしてみましょう
(全く 耳コピ出来なかった場合でも、宿題フォームから「できなかった」と書いて提出して下さい。) - まずはルート音をコピーすることを目標。(可能な人は完全コピーを目指しましょう)
ぜひ、宿題を提出して、特典動画をGETして下さい。
【解答】TAB譜の請求フォーム
以下のフォームから、TAB譜を請求することができます。
入力していただいたメールアドレスに、TAB譜を返信します。
※「あああああああ」など 適当すぎる入力があった場合は、今後の一切の配信を停止する事があります。
【!】返事が届かない場合
@ezwebなど携帯メールの場合、自動返信メールが届かない場合があります。
返事が届かない場合は、ご連絡下さい。
今後、宿題を送信するときは、パソコン用メールアドレスで申し込むことをお勧めします。
※【GmailやYahooメール、Hotmailなどの無料メールサービスをお使の方へ】
「宿題特典メールが、迷惑メールボックスに届いてしまう」という事が報告されています。もしメールが見当たらない場合、迷惑メールボックスをご確認下さい。
▼以下は、もともとこの講座のキッカケになった質問と回答のやりとりです。
とぅーごーベースを耳コピするコツとかありますか?
あれば教えてください。
ベーシスト淳ちゃんねる耳コピのコツですか。
正直なところ、このコメント欄だけで教えられる内容じゃないのですが、概論だけ書きますね。(1)根性で耳コピする
何度もCDの音を聴いて、自分のベースの音と比較しながらじっくり耳コピする方法です。これは僕も死ぬほどやって苦労してきましたが、時間をかけてひたすら頑張るしかないですね。でも、やっていくうちに実力が付いてきます。CDの再生速度を遅くするソフトなどを使って、ゆっくり再生しながら聴くと 多少、楽になります。
▼参考ビデオ
>耳コピに便利【音楽ゆっくり再生】無料ソフト「聞々ハヤえもん」使い方あとコツといえば、
最初はルート音(コードのいちばん低い音)を耳コピすることを最初の方法として取り組んでみて下さい。(2)経験で耳コピする
色んな曲をコピーしていくと、自分の中に経験が蓄積してきます。
そうすると、「こういうフレーズは、こう弾く」というパターンが記憶できてくるので、耳コピをしようとした時に なんとなく押さえる場所を推定できるようになったりします。(3)理論で耳コピする
コードの仕組みや、スケールの理論をもとにベースラインを推定する方法です。
これが一番確実なんですが、音楽理論を勉強する必要があります。
▼参考ビデオ
ベース理論初心者向け超丁寧に解説1
あとは、「どうしても耳コピしたいけど自分ではわからない」という場合は、レッスン等に申し込んでベースの先生に聞いて下さい。